敏感で繊細なHSP気質にとって適職はあるのか?
について考える「HSP気質(繊細さん)の適職考察」、今回は販売職についてです。
アルバイト経験がある方もいらっしゃったり、お買い物で接客を受ける機会もあったりと、比較的馴染みのある職種かと思います。
改めて、HSP気質からの視点で仕事内容や、転職を検討する上でのメリットデメリットなどを確認していきましょう。
この記事で分かること
- 販売職の仕事内容
- HSP気質にとっておすすめできる点とそうでない点
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販売職とは
まずは「販売職とは何か?」からはじめていきます。
アルバイト経験のある方は良く理解されているかと思いますが、復習も兼ねてお付き合いいただけますと幸いです。
販売職の定義
販売職は皆さんのイメージの通り、店舗などに来店されるお客様に対して、商品をご案内し、購入までをお手伝いする仕事です。
アパレルや雑貨、食品など、店舗で接客を必要とする商品は様々あります。
営業職との違い
商品の販売という点では、営業職と同じですが大きな違いは、販売の仕方にあります。
営業職は企業や個人宅などに自ら売り込みに行くのに対し、販売職はお店などに来店されたお客様に対して販売をするという点が大きく異なります。
販売職が置かれている状況
昨今はインターネット上で商品を販売する通販などのECサイトで販売する流れが強くなっている状況があります。
しかし、
- 直接商品を手に取って確認してから購入したい
- 購入前に相談にのって欲しい
など、直接お店に足を運びたいという需要はまだまだ根強いことも事実です。
そういったお客様は、ネットだけでは得られない情報を欲しがっていますので、販売スタッフに対しての期待は以前よりも高くなっていると言えるでしょう。
販売職の求人について
販売職は、比較的経験や資格が必要なくても始められるものが多く、未経験者の採用間口が広いという特徴があります。
その為、求人数も多く、採用もされやすい職種です。
販売職の仕事について
販売職の概要を見てきたところで、少し詳細な販売職の仕事内容などを見ていきましょう。
具体的な仕事内容
まずは具体的な仕事内容からです。
販売する商品によって仕事内容は異なってきますが、一般的なものをお伝えします。
接客
まずはお客様に商品を買ってもらうために行う接客があります。
お店に来店されるお客様は、
- 目的の商品がある方
- 何となく立ち寄った方
- 自分のためではなく、プレゼントを購入しにきた方
など様々な目的があります。
そのため、接客する際は、お客様の行動や直接の会話からニーズを掴み、最適な商品をおすすめしていくことが大切です。
販売職としては、もともと購入の意思があるお客様だけでなく、購入する予定がなかった方に対して、いかにして購入を決断してもらうかが、売上アップのポイントとなります。
お仕事の中でも、1番重要な業務と言って間違いないでしょう。
レジ対応
購入いただく商品は、お客様にレジで支払いをしていただきます。
レジでは、商品の支払い対応以外にも、ポイントカード対応や、会員登録のおすすめなどをあわせて行う場合があります。
品出し、ディスプレイ
お客様に対して、店内に十分商品が陳列されているように品出しをしたり、商品をより魅力的にアピールできるように、ディスプレイを工夫したりすることも販売職の重要な仕事です。
特にディスプレイについては、お店によっては自分のセンスを発揮できることもありますので、やりがいに繋がる業務の一つとも言えるでしょう。
在庫管理
品切れを起こさないように、各商品がどれ位売れているかを把握し、発注を行ないます。
在庫管理は先々の需要を予測する事が重要です。
店舗の売り上げを最大化する為に、過去の販売履歴や天気など、様々な情報を元に管理をしていきます。
顧客管理
店舗の会員や、常連のお客様の管理も行う場合があります。
過去の来店履歴や、購入してもらった商品をデータベース化し、次回来店時に役立てたり、販売戦略の参考にしたりします。
販売職のキャリアアップ
販売職は現場経験に合わせて、店長、マネージャー、SVなどお店や会社内での役割が変わり、キャリアップしていく事ができます。
販売職のキャリアは、比較的短い期間でステップアップしていくことができることが特徴的です。
また、店舗経験を活かして本社勤務など、様々なポジションに就くこともあります。
販売職に求められるスキル
販売職の仕事内容が理解できたところで、求められるスキルについても簡単に紹介していきます。
商品知識
販売職にとって商品知識は必要不可欠な要素です。
知識は入社後の研修で身につけられるようになっていることも多いので、あまり心配をする必要はありません。
特に、自分の好きなものやジャンルを扱うお店を選べば、苦労することなく身につけることができるでしょう。
コミュニケーション力
販売職にとって、コミュニケーション能力は欠かせないスキルです。
基本的なマナーはもちろん、お客様にストレスを与えない対応が求められます。
接客スキル
基本的なコミュニケーション力に加えて、接客のスキルやテクニックも重要な要素となります。
お店の特徴や接客するお客様に合わせたトークや対応、おすすめの仕方などを身につけると、より接客のレベルを高めることができます。
HSP気質におすすめできる点とそうでない点
最後にHSP気質(繊細さん)におすすめできる点と、そうでない点を確認しましょう。
HSP気質におすすめできる点
まずはHSP気質におすすめできる点です。
2点あげます。
①お客様から感謝される
感受性が高いHSP気質は、仕事にやりがいを感じられると、人一倍高い満足感を得ることができます。
その点では、販売職は直接接客したお客様から直接感謝される事がやりがいといえます。
普段の生活から、人に感謝されることに喜びを感じるという方であれば、販売職という仕事を通して充実した気持ちになることができそうです。
②お客様のニーズを感じ取れる
人のちょっとした変化も敏感に感じ取るHSP気質は、その特殊能力を接客に活かす事ができます。
販売職はお客様のニーズに対して最適なものをおすすめすることが求められますので、会話や表情、仕草などを敏感にキャッチできると、高いレベルの接客をすることが可能です。
HSP気質を長所と捉えて活躍したいと考えている方には、おすすめできる点でしょう。
HSP気質におすすめできない点
続いてHSP気質におすすめできない点です。
こちらは3点紹介します。
①勤務が不規則
販売職は勤務が不規則になりがちです。
お店にもよりますが、多くの場合は1日の営業時間を早番遅番の2交代勤務としているところが多く、休みもシフト制で、決まった曜日でない事が当たり前となります。
安定した環境を好むHSP気質にとっては、ストレスに感じやすい可能性がありますので、注意したほうが良いでしょう。
②休みが少な目
会社勤めの方と比較すると休日が少なめな点もマイナスです。
最近では人手不足もあり、販売職の待遇改善に取り組んでいる企業も多くなりました。
その影響もあり、以前に比べると休みの取れる企業は増えている印象です。
それでも休みが少ない業種に変わりはなく、他のスタッフの急な休みがあった場合は、替わりに出勤しなければならないなど、日常的に発生します。
他の方に比べて、休息を多く必要とするHSP気質にとっては、辛い点でしょう。
③接客でストレスを感じやすい
HSP気質は対人のコミュニケーションで疲れを感じやすいです。
販売職は対人コミュニケーションが仕事のようなものなので、苦手に感じている方は避けた方が良いでしょう。
HSP気質も様々な方がいるので、ストレスを上手く消化できる方もいらっしゃいますが、そうでないという方は気をつけるべきポイントと言えます。
まとめ
今回は販売職についてでしたが、参考になりましたでしょうか?
勤務が不規則な点やあまり休みを多く取れないことを考えると、HSP気質にとっては辛く感じる部分もあるかと思います。
ただ、お客様から直接感謝をされるやりがいはとても大きい職種です。
仕事に充実感を求める方には挑戦する価値があるとも言えますので、自分自身とよく相談の上、検討いただけたらと思います。