HSP気質の適職を探究するこの企画。
今回は商品企画を取り上げます。
商品企画というと、新しい商品開発に携わる華やかな仕事のイメージがあるかと思いますか、果たしてHSP気質に適した職種なのでしょうか?
HSP気質であり、人材採用に関わる仕事をしている私の意見も交えて考察をお伝えしていきたいと思います。
転職活動の参考にご覧ください。
この記事で分かること
- 商品企画の仕事内容
- HSP気質にとっておすすめできる点・おすすめできない点
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商品企画の仕事内容とは
まずは商品企画とはどんな仕事内容なのか見ていきましょう。
知っているという方もぜひお付き合いいただけると嬉しいです。
商品企画の仕事を紹介
まずはざっくりと商品企画のお仕事を紹介していきます。
商品企画は大きく分けて2つの仕事がある
商品企画の仕事を大きく分類すると、
- 新しい商品の企画
- 既存商品の改良・リニューアル
があります。
それぞれ読んで字のごとくな部分はありますが、会社の利益に直結する重要な仕事であることは共通しています。
また、自分が企画した商品が世の中で販売されるため、達成感ややりがいを感じる事ができる仕事と言えるでしょう。
商品開発との違い
商品企画と似たような仕事として「商品開発」という職種があります。
両者は商品ができるまでの工程のどの部分に関わるかが異なります。
商品開発は商品が形になる前の企画の部分を担当するのに対し、商品開発は商品企画によって具体的になった商品を形にしていくのがメインの業務です。
また、これらの商品が世に出る前の業務として販売戦略を主に担当する「マーケティング」という職種もあります。
商品企画は新しい商品ができるまでの一連の流れの中で、出発点となリますので、それだけ責任も大きい職種と言えるでしょう。
ちなみに企業によっては商品企画だけでなく、これら一連の流れを兼務する場合もありますので、業務領域はしっかりと確認することをおすすめします。
商品企画の仕事の流れ
ここからは商品企画の仕事の流れを見ていきます。
一般的なものをご紹介していきますので、イメージを具体的にしていきましょう。
①情報収集
まずは企画立案のベースとなる情報収集からです。
情報収集の仕方については、
- 普段の生活からの気づき
- 海外のリサーチ
- SNSを活用した情報収集
- ライバル企業のリサーチ
- 社内のヒアリング
など、日頃から消費者ニーズを捉えられるように様々な事を情報源とし、新しい企画や商品の改善点などを模索します。
更に、
- 街頭インタビュー
- 消費者アンケート
- モニター調査
など本格的な調査を行う事もあります。
②商品の企画・立案
情報収集により新しい商品の方向性が見えてきたら、企画・立案を行います。
集めてきたデータをもとに、オリジナリティを追加して商品のアイデアを作りますが、
- 市場のニーズに合った商品になっているか
- 根拠がしっかりと示せる企画になっているか
- 世の中に似たような商品はないか
- 他社製品より優れている要素はあるか
- 権利関係(特許や著作権)の侵害はないか
- 出荷量の予測や売り上げの目標値は適正か
など、様々なポイントをクリアしながら企画を立案していく事が求められます。
③プレゼンテーション
商品の概要が決まったら企画書作成し、承認を得る為に関係各所へプレゼンテーションを行います。
企業によってプレゼン方法は様々かと思いますが、会社にとって重要な案件になると、役員や社長など会社の上層部に対してプレゼンを行うこともあり、大きなプレッシャーを感じることも。
ここで承認が得られなければ、実際の商品とはならない為、一連の業務の中でも非常に重要なものとなります。
また、プレゼンテーションを通して、より良い企画に仕上げていくというプロセスを踏む場合もあり、その場で出た意見を元に更に改良を加え、再度プレゼンという事もあるようです。
④製造工程の打ち合わせ、スケジュール管理
企画の承認を得たあとは、製造して世に出す工程に進みます。
主な業務は開発部門や製造部門と打ち合わせを行い、実際に商品が発売されるまでの各スケジュールの調整などです。
コスト面や製造ラインなどより詳細な検討をし、関連部署と連携しながら進めていきます。
この辺りから実際の製造に関わる部分は商品開発の領域となりますが、商品企画が兼務する企業もあるようです。
⑤販売戦略や広告戦略の計画
新しい商品をヒットさせるためには、営業戦略や広告戦略も非常に重要です。
これらは営業担当や、マーケティングなど専門部署が担当する事になっていたり、商品企画が担当することのになっていたりと、企業によって異なります。
多くの消費者に届けられるように、緻密に計算をして実行していきましょう。
商品企画に求められるスキル
商品企画の仕事内容がなんとなく分かってきましたでしょうか?
ここからは商品企画に求められるスキルを見ていきましょう。
コミュニケーション能力
様々な人と連携しながら業務を進める為、コミュニケーション能力はとても重要です。
特に自分の意見を伝える力や、相手の意図を正確に汲み取る力など、レベルの高い能力が求められます。
情報収集能力
企画を行う上で、情報収集能力も重要です。
日頃から様々な情報に触れて感性を磨くことはもちろん、具体的な情報を集める際にどんな手法を使うのかについては知識やアイデアも必要になります。
想像力や発想力
企画を立てる際には、ユーザーのニーズがどこにあるのか、どのような商品にすれば課題を解決できるのかなど、収集したデータを元に検討します。
ここで良いアイデアが出ないとヒット商品は生まれません。
想像力や発想力があれば大いに仕事で活かすことができるでしょう。
PCスキル
商品企画の仕事はPCスキルが必要となります。
具体的には、様々なデータをまとめる為のエクセルや、プレゼンに先立った企画書の作成でパワーポイント、様々な文章を作成するワードなど、あらゆるソフトを使用する機会があるでしょう。
企業によってはフォトショップやイラストレーターでデザインを行うことを求める企業もありますので、スキルがあればある程、多方面で活躍できそうです。
調整力
商品企画はクライアントや社内の関係部署部署や外注先など様々な役割を持った人と業務を進めていきます。
その為、スケジュールの調整や、関係各所の根回しなど、様々な調整が必要です。
調整力は仕事を円滑に進めるための必須スキルと言えるでしょう。
プレゼンテーションスキル
プレゼンテーションのスキルも求められます。
なぜなら、どんなに良い商品企画でも、プレゼンで認められないと、実際の商品にすることができないからです。
日頃からプレゼンに着目し、スキルアップできるようトレーニングを積んでおくと良いでしょう。
HSP気質におすすめできる点とできない点
最後にHSP気質におすすめできる点と、そうでない点をお伝えしていきます。
ご自身の特性と見比べていただき、参考にしてもらえたらと思います。
HSP気質におすすめできる点
まずははHSP気質にお勧めできる点です。
3点ご紹介します。
①クリエイティブな能力を活かせる
HSP気質の方は一般的にクリエイティブな能力が高いと言われています。
商品企画もクリエイティブな要素が高い職種となりますので、HSP気質に向いていると言えるでしょう。
日頃から物事に対して良いアイデアが浮かびやすいという方には、適職と言っても良いかもしれません。
②危機管理能力を活かせる
商品企画は、業務を進める上での様々なリスクを予測し対処していく必要があります。
この点についても敏感で気付きやすいHSP気質は得意とするところになりますので、能力を活かすことができるでしょう。
きっとチームの中でも重宝される存在になれると思います。
③人の反応を敏感にキャッチできる
人の感情やリアクションのニュアンスが手にとるように分かる特殊能力も仕事に活かせます。
市場調査を行う時や、社内の人とのやりとり、プレゼンテーション時の上層部のリアクションなど、様々な場面で一般の人よりも多くのことを感じる事ができます。
感じた事は企画している商品に盛り込むことができる為、ニーズに沿った内容にしていくことができるでしょう。
HSP気質におすすめできない点
続いてHSP気質におすすめできない点をお伝えします。
こちらは2点紹介します。
①人間関係で気を使うことが多い
お仕事の内容でもご紹介しましたが、商品企画は社内の関連部署、会社の上層部、取引先など様々な人とと関わりながら仕事を進めます。
人間関係で気を使いすぎて疲れやすいHSP気質にとって、その点はおすすめできない点と言えるでしょう。
一連の仕事の中で避けては通れない部分になりますので、対策としては他でバランスをとると良いかと思います。
具体的には、お昼の時間に自分なりの休息が取れるように工夫したり、残業が少ない企業を選び、終業後の時間でリカバリーをしたりすると良いかと思います。
②大きなプレッシャーがかかる時がある
商品企画は、新しい商品の企画に関わることができる華やかなイメージがある反面、様々な部分で大きなプレッシャーを感じることがあります。
例えば、新しい商品のプレゼン時や、計画通りに商品を製造する為の調整、発売直前の様々な対応などです。
HSP気質は、プレッシャーがかかり過ぎると本来の力が発揮できませんので、うまく対応する必要があるでしょう。
商品開発チームの信頼関係や協力体制を構築しておくと、自身が抱える負担を分散させることができそうです。
日頃から人間関係を大切に業務を行うと良いかと思います。
まとめ
商品企画のお仕事、いかがでしたでしょうか?
人間関係で特に疲れやすいと感じている方には少しハードルが高そうですが、HSPである自分の感性を活かして活躍したいと考える方にとっては、能力を存分に活かして活躍できる職種として魅力がありそうです。
転職をお考えの際には残業などの勤務スタイルが自分に合うか確認をしてみると良いかと思います。