世の中にあるさまざまな職種を、HSP気質の視点から考える「HSP気質の適職考察」。
今回は塾講師を紹介します。
受験時にお世話になった方も多いのではないでしょうか？
具体的な仕事内容を見ていきながら、HSP気質が活かせる点や、働く上での注意点を考えていこうと思います。
ぜひ今後の就職や転職時の参考にしてください。
この記事で分かること
- 塾講師の仕事内容
- HSP気質が活かせる点と働く上で注意すべき点
「失敗しない転職」はプロのサポートが必須
おすすめ転職エージェントをご紹介します！
【登録はすべて無料】
①リクルートエージェント
リクルートエージェントのおすすめポイント
- 転職支援実績は累計41万1,000名以上（2017年3月期時点）
- 非公開求人の数は日本最大級
- キャリアアドバイザーの質やノウハウが豊富
リクルートエージェントについて詳しく知りたいという方はこちらもご覧ください。
②doda
dodaのおすすめポイント
- 「転職エージェント」以外に「転職サイト」として求人検索ができる
- 業界2位の豊富な案件数
- 充実の転職支援コンテンツ
dodaについて詳しく知りたいという方はこちらもご覧ください。
③パソナキャリア
パソナキャリアのおすすめポイント
- 親身なサポートが評価されている
- 平日・土曜日は夜間面談も対応
- 多くの方が年収UPに成功
パソナキャリアについて詳しく知りたいという方はこちらもご覧ください。
塾講師とは
まずは塾講師がどんな職業なのかを見ていきましょう。
割と知っている方も多いかと思いますので、簡単にご紹介していきます。
塾講師の活躍場所
塾講師が活躍しているのは、主に民間企業が運営している学習塾です。
学習塾といっても、対象としている年代やその学習塾の目指しているところによって、様々。
例えば、小学校や中学校の義務教育の範囲を対象としているものから、有名大学への進学を目的としているものなど、学習塾のコンセプトは異なります。
特に資格がなくても働くことができる
塾講師は学校の先生と異なり、資格がなくても働くことができます。
ただし、それなりの学力が求められる事はもちろん、塾によっては卒業した高校や、大学を重視される事もあります。
なぜなら、有名校に在籍していた講師が在籍していれば、生徒を勧誘する際にアドバンテージがあるからです。
この辺りは募集元の塾によって考え方が異なります。
求人情報に募集資格や求める学歴などが記載されている場合もありますので、一度調べてみるとよいでしょう。
塾講師の仕事内容
塾講師についてざっくりと理解してきたところで、具体的な仕事内容について見ていきましょう。
思った以上に授業以外に裏方作業がありますので、これからご紹介する事を読んで理解してもらえると良いかと思います。
塾講師の仕事あれこれ
まずは塾講師の仕事の基本的な内容を見ていきましょう。
表に見えている部分はもちろん、裏方的な業務もあります。
代表的なものをご紹介していきます。
学習指導
まずは学習指導からです。
塾講師の仕事のメインとなる仕事で、生徒に対して国語や算数などの教科別に指導を行います。
学習指導については、大きく「集団指導」と「個別指導に分かれます。
集団指導
集団指導は、複数の生徒に対して講義をするタイプです。
教室の教壇に立って、黒板やホワイトボードを使って授業を行います。
あらかじめ決められたカリキュラムに沿って授業を進めることができる点がやりやすいと言えますが、生徒個人個人の理解力に差が出やすく、個別のフォローが難しい点が特徴的です。
個別指導
個別指導は、生徒に対してマンツーマンで指導をしていくタイプです。
良くあるパターンでご紹介すると、教室で授業を受ける生徒は数人。
集団指導とは違い、一人ひとりに対して指導をすることができるので、生徒の理解度に合わせた対応ができたり、コミュニケーションを密に取ることができたりする点が特徴的です。
テストの採点
授業で行ったテストの採点を行います。
生徒の理解度を測る上で重要な仕事である事と併せて、自身の行う授業についてのバロメータとしての役割も。
全体のテストの点が良くないようであれば、授業の進め方を見直すきっかけとなります。
進路指導
生徒の進路指導も塾講師の仕事です。
塾に通う生徒は、進学を目的にしていることがほとんど。
そのため、面談では実際に進学したい学校を聞き取り、進学の難易度や足りない部分を指摘したり、どんな学校を目標にするかを一緒に考えたりします。
生徒にとって進学は、大きな不安を伴うイベントです。
自身の経験を基に、親身になってサポートすることが大切と言えるでしょう。
受験指導
志望校へ合格するための受験指導も、塾講師の重要な仕事です。
これまでの学習指導とは異なり、受験する上でのテクニックや、具体的に志望校へ合格するための指導を行います。
受験までの限られた期間の中で指導を行うことに加え、目標が明確になっている状況もありますので、生徒はもちろん塾講師も力が入る仕事と言えるでしょう。
保護者との面談
普段は生徒に対しての指導が中心の塾講師も、保護者と面談する機会があります。
日頃の学習状況や塾での様子の報告や、今後の進学に向けて保護者の意向を確認することなど、とても重要な機会です。
特に成績については、保護者の関心の高い部分になります。
きちんとしたフィードバックと改善に向けた提案など事前の準備が必要なケースもあるでしょう。
その他
学習塾の維持管理についても、塾講師が大きな役割を担っているケースがあります。
具体的には、教室の清掃や事務作業、新規生徒の獲得などです。
特に新規生徒の獲得については、学習塾がビジネスとして経営する上でとても重要な業務となります。
勧誘業務や、興味のある生徒に対して説明会や相談会の開催など、現場で生徒と接している立場としてPRを行います。
大手企業であればその辺りが分業されており、講師は授業に集中できる環境が構築されている事もありますので、転職を検討される場合は、その他の業務についても確認してみるとよいでしょう。
塾講師に求められるスキル
塾講師の仕事内容をある程度理解できたところで、塾講師に求められるスキルを見ていきましょう。
代表的なものを3つご紹介します。
①指導力
まず一つ目は「指導力」です。
塾は生徒が学習指導を受ける場ですので、生徒が効率よく学力を身につけられるように指導をする必要があります。
生徒が理解できるように言い方や表現を変えたり、あえて考えさせるような質問をしてみたりと、様々な工夫が必要です。
指導力については、保護者からも大きく期待される部分になりますので、重要なスキルと言えるでしょう。
②コミュニケーション能力
学習は生徒と講師のコミュニケーションによって成り立ちます。
そのため、塾講師がしっかりとしたコミュニケーションスキルを身につけていないと、意思疎通が図れず、指導が思ったように進まなくなってしまうでしょう。
同時にコミュニケーションの良し悪しは、生徒からの信頼に大きな影響を及ぼしますので、コミュニケーションスキルはとても大切なスキルです。
③マネジメント能力
生徒を志望校に合格させるためには、学力を身につけるための指導もさることながら、合格へ導くマネジメント能力も重要です。
例えば、生徒の足りないところを見極めて適切なアドバイスをしたり、受験日から逆算した学習スケジュールを立てたり、モチベーションの管理をしたりとさまざまなフォローを行う必要があります。
生徒の能力を正しく見極め、安心して学習に取り組めるような環境を作ってあげられるよう、塾講師の関わり方は大きなポイントと言えるでしょう。
HSP気質が活かせる点と、働く上で注意すべき点
最後に塾講師として活躍する上で、HSP気質が活かせる点と、働く上での注意点を確認しましょう。
一般的に考えられるポイントをお伝えしますので、自身の性格や特性と照らし合わせて見ることをお勧めします。
HSP気質が活かせる点
まずはHSP気質が活かせる点についてです。
3点ご紹介します。
①生徒の成長を人一倍モチベーションにできる
まず一つ目は、生徒の成長を人一倍モチベーションにできるという点です。
HSP気質の特性として、良くも悪くも感受性が豊かな点が挙げられます。
時には感受性が豊かなことがマイナスに働くこともありますが、塾講師として、仕事を通して生徒の成長に触れることは、大きなモチベーションとなるでしょう。
同時に喜びの感情についても、一般的な方よりも大きく感じることができますので、やりがいを重視した職業を選びたいという方にはおすすめです。
②生徒の理解度に合わせた指導ができる
HSP気質の方は、人の些細なリアクションや表情も敏感に感じ取ることができます。
その能力は塾講師という職業にとって、生徒とのコミュニケーションを取る上で大きなアドバンテージとなるでしょう。
生徒も子供なので、自分の感情をうまく表現できなかったり、皆さんも経験があるかと思いますが「分からないところが分からない」という状況に陥ってしまったりというケースがあります。
そんな時に、上手に汲み取ってフォローしてあげることができますので、結果生徒からの信頼も獲得しやすいと言えるでしょう。
③多方面に気を遣える
繊細なHSP気質は、自然と様々なことに気づき対処することができます。
塾という環境では、複数の生徒に対して指導を行いますので、公平な対応を行わなければなりません。
そんな時に周りがよく見えていないと、授業に取り残される生徒が発生してしまいます。
また生徒だけではなく、保護者に対しても気を遣えると関係を良くすることができますので、様々なことに気を遣えるということは強みとして活かしていくことが可能です。
HSP気質が働く上で注意すべき点
続いてHSP気質が塾講師として働く上で注意すべき点についてです。
こちらも3点ご紹介いたします。
①時間外労働が多い
塾講師は生徒に指導を行う時間割が決まっているから働きやすいと思う方も多いかと思います。
しかし、授業以外にも業務は多く、前述した塾運営に関わる業務の他に「授業の予習」があることを知っておかなければなりません。
予習は授業をスムーズに行う上でとても大切なもので、事前にどのようなことを生徒に教えなければならないかということを確認し、準備しておく必要があります。
学習塾によっては、そういった準備を家で行うケースもあるようです。
仕事にかける時間が長いほど、HSP気質は精神的に疲労を感じますので、注意することをお勧めします。
②緊張感が高い
いくら子供相手といえども、講師として登壇することは緊張が伴います。
HSP気質は緊張感の高い環境をとても苦手とするため、
「うまく教えられるだろうか」
「人前で話をするのは苦手だな」
というようなプレッシャーや不安を感じると本来のパフォーマンスが発揮できなくなるでしょう。
経験を積むことにより解消されるものではありますが、初めのうちは注意が必要です。
③気遣いが多い
塾講師は人に対して気を遣う場面が多いことも特徴的です。
特に生徒に対しては、一人ひとりの授業の理解度を気にする必要がありますし、遅れてしまっている子がいる場合は、追いつけるようなフォローをしていかなければなりません。
そういった意味では、思った以上に気が抜けない職業とも言えますので、HSP気質はストレスにならないように気をつける必要があるでしょう。
まとめ
今回は塾講師について紹介してきました。
いかがでしたでしょうか？
子供の成長に関わる仕事ですので、やりがいは大きいものの、反対に塾講師特有のプレッシャーや大変さもお分かりいただけたかと思います。
今後の転職活動の参考にしていただけますと幸いです。
＼【無料登録】自己分析におすすめ「ミイダス」／
