繊細で敏感なHSP気質の方で、「仕事に集中できない…」とお悩みの方は多いのではないでしょうか?
かくいう私もHSP気質で、集中力が続かない事を何とか克服したいと思い、いろいろな事を試してきました。
その中でも、【ポモドーロテクニック】は、「簡単に」「誰でも」「お金をかけずに」集中力を高める事が可能です。
今では苦手とするデスクワークも、このポモドーロテクニックによって、随分と効率を上げることができています。
こちらの記事で、ポモドーロテクニックのことやおすすめポイントなどを紹介していきます。
少しでも良いなと思ったら、ぜひ試していただけると嬉しいです!
転職をお考えの際は下記も参考にしていただけると幸いです。
HSP気質が集中したくてもできないのは何故なのか?
まずはHSP気質が集中できない理由について知っておきましょう。
ご存知の方も多いと思いますので、簡単にお伝えします。
周囲の環境が気になってしまう
HSP気質は周囲の環境が気になってしまい、集中力が続きません。
敏感の度合いは人それぞれですが、
- 同じオフィスで働く同僚の動き
- 空調の温度設定
- 匂い
など、様々な事が刺激となり、集中を妨げてしまいます。
抱えている仕事が多岐にわたると混乱してしまう
HSP気質はマルチタスクが苦手です。
特に、手順が整理されていない業務や、突発的な依頼が入ってくると、すぐに頭の中がいっぱいになってしまい、手がつけられなくなってしまいます。
疲れやすい
HSP気質は精神的に非常に疲れやすく、その疲れが集中力を妨げてしまいます。
一度疲れを感じてしまうと、回復するのに多くの時間を要するため、仕事の進捗に大きな支障が出てしまうのです。
ポモドーロテクニックとは?
続いて、今回おすすめの【ポモドーロテクニック】とはどんなものが紹介してしていきます。
ポモドーロテクニックは時間管理のテクニック
ポモドーロテクニックは、作業する時間と休憩の時間を組み合わせて、生産性を高めるタイムマネジメントの一つです。
イタリアのフランチェスコ・シリロによって考案されたものです。
基本は25分集中、5分休憩のサイクル
ポモドーロテクニックの基本は25分の作業時間の後に、5分の休憩を取ります。
これを1セット(1ポモドーロ)とし、それを4回繰り返したあとに、少し長めの休憩を取るというものです。
作業に集中する時間と休憩をする時間をきちんと分け、それを繰り返すことにより、作業時間の生産性を高める事ができます。
正式なポモドーロテクニックは、しっかりとタスクを決めてから行うもののようですが、まずは上記のサイクルで、いつも通り仕事をしてみるだけでも、充分効果を感じられるはずです。
必要なものはタイマーだけ
ポモドーロテクニックは特別なツールを必要としない事も優れている点です。
必要なものは、時間を計るタイマーだけ。
後ほどご紹介しますが、スマホアプリでもポモドーロテクニックに活用できるものがあります。
HSP気質にポモドーロテクニックがおすすめな理由
ここからは、私がポモドーロテクニックを実践して感じるおすすめポイントです。
色々とおすすめポイントはありますが、その中から3点ほどご紹介します。
①周りの雑音が気にならなくなる
まず一つ目は周りの音が気にならなくなるという事です。
これは、作業時間の集中力が増していることもあって、雑音を感じにくくなる気がします。
また、25分のタイマーが鳴るまでに目の前の業務を終わらせたいという意識も働くため、普段なら反応してしまう同僚の世間話への参加も、頻度を減らす事ができます。
②シングルタスクを意識できる
ポモドーロテクニックを活用すると、25分という時間の中で、効率よく作業をすすめることを考えるようになります。
そうすると、自然と一つひとつのタスクに集中するようになり、意識的にシングルタスクで作業を行えるように。
様々なことが気になって、一つのことに集中できないHSP気質の欠点を補う点でもおすすめです。
③定期的な休憩を取り入れて疲れにくくなる
ポモドーロテクニックは、休憩をセットで行うという点がおすすめのポイントです。
HSP気質は気づかないうちに疲労を抱えてしまうことがあり、一度疲れを感じてしまうと回復するまでに長い時間を要してしまいます。
強制的に休むことによって、疲労を軽減しながら作業を行うことができますので、
「いつもより調子よく作業が続けられるな」
という実感を得ることができるでしょう。
ポモドーロテクニックは休憩時間が大切!
ポモドーロテクニックの良い点と合わせて、より集中力を持って作業をするために重要なポイントもお伝えします。
それは「休憩時間をいかに過ごすか」です。
25分間の中で生産性を高めるためにも、5分間の休憩をどう過ごすかということが非常に大切だと感じます。
どんなことをすれば良いかと言うと、
「完全に仕事から離れてリフレッシュする」
という事に尽きるのですが、
参考までに私が休憩時間に行っていることを3点お伝えします。
①少しだけ身体を動かす
25分間の作業時間を終えたあとは、少し体を動かす事によってリフレッシュすることができます。
一番簡単な、席を立つという事だけでも効果を感じることができます。
少し外に出て外の空気を吸う、トイレに行く、飲み物やお菓子などを取りに行くなど、何でもOKです。
5分間の間に、少し体を動かす意識をしてみることをおすすめします。
②趣味に関わることをする
休憩時間を活用して、意外と自分の好きな趣味を行うことも可能です。
私の場合はキャンプやモータースポーツが好きなので、関連するサイトのチェックなどを行いリフレッシュしています。
もちろん5分だけでは時間は足りませんので、読みかけの記事は次の休憩時間までとっておき、作業に戻ることがほとんどです。
そうすると、次の休憩時間の楽しみを作ることができ、前向きに作業に取り掛かることができます。
③水分補給
体のコンディションを整えるという意味でも、水分補給は欠かせません。
飲み物は気持ちを落ち着かせる効果もありますので、休憩時間に積極的に摂るようにすると良いでしょう。
水分補給も休憩時間のみの行動と決めてしまうことで、休憩時間を楽しみに感じることができます。
お気に入りの飲み物を用意すれば、更に休憩時間が充実しそうですね。
おすすめアプリと参考図書
ポモロードテクニックを実践するために、私が使っているアプリと、ポモドーロテクニックの知識をさらに深める参考図書をお伝えします。
参考までにどうぞ!
おすすめアプリ
集中する事に特化したアプリです。
集中する時間を10分、25分、60分と選べたり、任意の時間を登録したりもできますが、やはり25分がちょうど良いですね。
作業時間終了のアラームが鳴ったら休憩時間をセットするという流れで使用します。
ちなみにポモドーロテクニックを始めるときは、いきなり25分の作業時間を設定する事に気分が乗らない事があるため、5分の休憩からスタートするとスムーズにポモロードモードに入る事ができますよ。
参考図書
「ポモドーロテクニックについて詳しく知りたい!」という方には、考案者が書いた下記のような本もあります。
まとめ
HSP気質におすすめのポモドーロテクニック、いかがでしたか?
お仕事によっては、休憩する間もないくらい忙しいという方もいらっしゃるかと思いますが、デスクワークや、黙々と作業をするような場面では、是非おすすめのテクニックです。
仕事の進め方に悩んでいる方は、是非一度お試しください!
転職をお考えの際は下記も参考にしていただけると幸いです。