繊細で敏感なHSP気質の方で、
- 転職したいけど失敗したくない
- 転職先を選ぶ際のポイントがわからない
そんな方は多いのではないでしょうか？
確かに転職は、事前にいくら調べても転職先の企業のことは完璧にわかりません。
ある意味ギャンブルのようなところもありますよね。
今回は少しでもそんな方の力になるべく、HSP気質が転職する際のポイントを考えていきます。
人材サービス企業でさまざまな業界・企業を見てきた経験に加えて、自身もHSP気質である私の経験も踏まえて、有益な情報になればと思います。
さまざまな重要な要素の中から、この記事では「社風」にスポットを当てますので、少しでも理想の企業に転職できるよう参考にしていただけると嬉しいです。
＼【無料登録】自己分析におすすめ「ミイダス」／
HSP気質が転職時に社風を重視した方が良い3つの理由
まずは、なぜHSP気質の方が転職する際に「社風」を重視した方が良いのかについて見ていきましょう。
大きく3つご紹介します。
①早期離職を防げる
まずは早期離職を防ぐことが挙げられます。
HSP気質に限らず、自分に合った社風の企業で働くということは、仕事をする上でとても重要です。
特にHSP気質の方は、一般の人以上に会社や部署の雰囲気を敏感に感じてしまうため、居心地の悪い場所に身を置いてしまうと、過度にストレスを感じてしまいます。
どんなに仕事内容が気に入っていたとしても、社風と自分自身の考え方や気質にギャップがあれば、長く勤めることは難しいですよね。
そういった理由からも、社風は重視すべきと言えます。
②転職後の人間関係をイメージできる
転職時に社風を重視することによって、転職後の人間関係をイメージすることもできます。
「類は友を呼ぶ」という言葉もありますが、企業理念や人事の採用基準などにより、同じような考え方を持つ人間が集まりやすいというのは、企業にも当てはまると言えます。
特にHSP気質の方は、人間関係で苦労するタイプの方が多いため、なるべく気の合う人と一緒に働きたいですよね？
仕事内容や給与などを基準にしてしまいがちではありますが、ぜひ社風についても重視したいところです。
③社風が分かれば転職後の働き方がイメージできる
人間関係と合わせて転職後の働き方についてもイメージすることが可能です。
分かりやすいところでは、勤務時間や休日が挙げられます。
企業によっては、いまだに残業を美化したり、有給休暇を取得しにくかったりする社風の企業もあります。
社風をよく調べずに、そういった企業に転職してしまったことを想像するとゾッとしますよね。
是非そういったことを避けるためにも、社風は重視すべきでしょう。
HSP気質が避けた方が良い社風
ここからは、HSP気質が避けた方が良い社風を考えていきます。
私の視点で4つ紹介します。
社内行事が多い
企業によっては社内行事がとても多いところがあります。
例えば、
- 社員旅行
- サークル活動
- 社内表彰式
- バーベキュー
などです。
HSP気質の方であれば、言わずもがなですが、このように職場コミュニケーションを重視する職場については、注意が必要でしょう。
特に休日に任意参加のイベントを行う企業もありますので、苦手意識のある方は避けるべき社風と言えます。
実力主義
実力主義の社風もお勧めしません。
営業成績や、実績などで評価される為非常にわかりやすいのが特徴であるものの、プレッシャーが大きいというデメリットがあるからです。
HSP気質はプレッシャーがかかると本来の力が発揮できない部分があります。
実力主義の社風はできるだけ選ばない方が良いでしょう。
上下関係が厳しい
上下関係が厳しい社風の企業も避けるべきです。
HSP気質は人への気遣いで疲弊しやすい事が挙げられます。
特に上司や役員、社長など上の方に対して過度に気を遣わなければならない場合は、仕事を続けていくのが辛くなってくるでしょう。
ベンチャー企業
ベンチャー企業の社風も要注意です。
ベンチャー企業というと、これから伸びる可能性を感じますが、業務フローが未完成だったり、少人数で様々な仕事を行なったりするケースが多いです。
そうなると、おのずと長時間労働になります。
また、ベンチャー企業は福利厚生も充実していないことも特徴として挙げられます。
HSP気質の観点では、なるべく安定して仕事ができる環境のほうが、ストレスを感じにくいと考えられますので、ベンチャー企業への転職は、よく検討することをお勧めします。
社風を見極める方法
最後に転職活動をする上で、どのように社風を見極めれば良いかも考えていきましょう。
見極める方法は複数ありますが、大きく①求人情報と②その他に分けてご紹介します。
①求人情報で見るべき点
まずは求人情報でどんな項目に社風が現れるのかを見ていきましょう。
転職活動をする上で必ず目にする、求人情報にも様々なヒントがあります。
主なポイントを4つご紹介しますので参考にしてください。
高収入の求人
まず一つ目は高収入の求人です。
職種により給与はさまざまかとは思いますが、
- 同じ業界で他と比較して高収入な求人
- 求人情報内で高収入をアピールしている求人
には注意が必要です。
高収入の求人は、実力主義な社風で能力の高い人を採用したいという意図があったり、離職率が高い仕事のため、対価となる給与が伴わないと採用ができないという理由があったりします。
高収入の仕事には、何かしら理由があると思って間違いありませんので、よく確認をするようにしましょう。
デメリットの記載のない求人
求人情報にデメリットの記載がないものも要注意しましょう。
なぜなら、デメリットを理解せずに就職をしてしまうと、後で気づいた時にはもう手遅れとなり、早期離職のきっかけとなってしまうからです。
また、デメリットの記載については、本来は企業と応募者のマッチングを高めるために、必要な要素です。
そのような理由から、デメリットもきちんと記載している企業は、誠実に自社に合う人物を採用しようという姿勢があると判断することができます。
社内行事などの写真が多い求人
社内行事など、実際の仕事以外の写真が多様されている求人も注意です。
そのような写真を掲載している理由として、
- 社交的な人を採用したい
- 部署の雰囲気に馴染める方を求めている
などが挙げられます。
HSP気質にとっては、そこを求められると辛い部分がありますよね。
上記のことからも、行事の写真などが多い求人を見た際には注意をすると良いでしょう。
勤務についての表記がシンプルな求人
勤務についての表記がシンプルな求人も要注意です。
シンプルに表記している理由としては、
- 本当は残業があるが、応募をしてもらうためにあえて表記していない
- 他社と比べても勤務体系にメリットがない
- 募集元の企業が従業員の勤務スタイルについてあまり重視していない
などが考えられます。
HSP気質にとって、長時間労働はなるべく避けたい部分となりますので、詳しく表記してある求人の中から、自分に合う企業を見つける方が無難と言えでしょう。
②企業検索で失敗しない工夫
最後に企業検索で失敗しない工夫をお伝えします。
先ほどの見極める方法で、気をつけるべき条件を見ましたが、それらを踏まえた上で失敗を防ぐ工夫を5つほどご紹介します。
企業のHPもあわせて確認する
求人情報と合わせて企業HPも必ず確認しましょう。
会社トップのメッセージや、企業理念、リクルート情報など、社風を把握する上で重要な情報が掲載されています。
HPでは、企業のPRとして力を入れている部分が分かりますので、そこに共感できるかという視点で見ると、さらに理解が深めることができるため、おすすめです。
面接時に不安な点を確認する
会社の雰囲気は、自力で調べてもなかなか把握できないものでもあります。
そんな時には、直接企業に聞くことが有効です。
聞きやすいタイミングとしては面接の場が挙げられます。
面接では質問ができる時間が設けられることが一般的ですので、あらかじめ聞いておきたいことを準備しておくと良いでしょう。
職場見学をお願いする
社風をよりリアルに感じるためには、現場を直接見ることも有効な手段です。
職場を見れるタイミングは、主に選考中となりますが、選考のプロセスに職場見学が含まれている企業もあれば、そうでない企業もあります。
職場を見ることによってどんな方が働いているかや、どのように仕事を進めているか、職場に活気があるかなどを確認することができます。
もし選考中に人事担当から職場見学の案内がない場合には、こちらから確認をしてみると良いでしょう。
応募した職種で活躍している社員に会わせてもらう
職場見学と併せておすすめなのが、応募した職種で活躍している社員に会わせてもらうということです。
こちらは職場見学よりも少しハードルが高くなりますが、実際に同じ職種の先輩社員に会わせてもらうことにより、より具体的な仕事の内容や、イメージしていたものと同じか確認することができます。
また、実際の社員と話をすることにより、社風も感じ取ることができます。
こちらは企業側でスケジュール調整が発生しますので、エントリー後、初回の面談時に相談をしておくと良いでしょう。
転職エージェントを活用する
これまで紹介してきた中で一番手っ取り早い方法として、転職エージェントを活用するというのもおすすめです。
転職エージェントは、あらかじめ紹介企業のことを入念に取材していますので、求人情報に記載のないことについてもよく知っています。
また、企業側へ聞きにくいことも、転職エージェントを介せば代わりに聞いてもらうことができますので、自分でなかなか情報収集が難しいと感じる場合には特におすすめと言えるでしょう。
※転職エージェントについて詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
HSP気質が転職時で重視すべき社風についてご紹介してきました。
いかがでしたか？
転職時には、どうしても企業名・職種・募集条件に目が行きがちですが、自分に合った職場で働くためには「社風が自分に合うか」という視点が非常に重要です。
転職をお考えの際には、是非この記事を思い出していただき、悔いのない転職を実現していただけたらと思います。
「失敗しない転職」はプロのサポートが必須
おすすめ転職エージェントをご紹介します！
【登録はすべて無料】
①リクルートエージェント
リクルートエージェントのおすすめポイント
- 転職支援実績は累計41万1,000名以上（2017年3月期時点）
- 非公開求人の数は日本最大級
- キャリアアドバイザーの質やノウハウが豊富
リクルートエージェントについて詳しく知りたいという方はこちらもご覧ください。
②doda
dodaのおすすめポイント
- 「転職エージェント」以外に「転職サイト」として求人検索ができる
- 業界2位の豊富な案件数
- 充実の転職支援コンテンツ
dodaについて詳しく知りたいという方はこちらもご覧ください。
③パソナキャリア
パソナキャリアのおすすめポイント
- 親身なサポートが評価されている
- 平日・土曜日は夜間面談も対応
- 多くの方が年収UPに成功
パソナキャリアについて詳しく知りたいという方はこちらもご覧ください。
