私がこれまで読んだ本の中でおすすめの1冊をご紹介します!
今回は仕事選びについての本です。
キャリア選択はなぜこれほど悩んでしまうのか?
仕事をしている方なら誰しもが、
・転職を考えているけどどんな業界が自分に合うかわからない
・何を基準にこれからのキャリアを考えるべきだろうか・・・
など、悩みを抱えているのではないでしょうか?
かくいう私も、日々自問自答しながら生きています。
おそらくこれは全社会人共通の課題であろうということで、なにか参考になるものがあれば・・・と探していたところ「科学的な適職」という1冊の本に出会いました。
個人的にとても参考になる1冊でしたので、今回是非ご紹介できればと思います。
「科学的な適職」から得られるもの
ご紹介する「科学的な適職」からは科学的な知見に基づいた、
・どのように正しい人生の選択をすべきか
を知ることができます。
上記で重要なのは「科学的な」という点です。
この記事をご覧の方なら経験がある方は多いかと思いますが、ベストセラーの自己啓発本や、成功者のアドバイスを聞いて、
「言ってることは分かるんだけど、なんだかしっくりこないな〜」と感じることありますよね?
これは本書でも言及されていますが、しっくりこない原因は、個人の嗜好に基づいた経験談やアドバイスになっているからです。
当たり前ですが、本を書いている著者や、ありがたいメッセージを送ってくださる成功者の方と「悩んでいる我々」は同じ人生を歩んできたわけではありませんよね。
だから言っていること一つ一つの理屈は理解できても、その著者だから・・・、あの成功者だから・・・、という感じが心のどこかにあり、しっくりこない感じが残ってしまいます。
「科学的な適職」はそういった個人の嗜好ではなく、大学などの研究機関がしっかりと分析をしたものに基づいたものをベースに紹介をしている本です。
裏付けのあるものを体系的に知ることによって、自分の中の価値観の基準のようなものが得られる感覚を持つことができます。
筆者はこんな人
「科学的な適職」の著者は鈴木祐さんという、10万本の化学論文の読破と600人を超える海外の学者や、専門医にインダビユーを行った実績を持つ方です。
サイエンスライターという肩書きで活躍されています。
本の執筆以外にも、自身が運営されている「パラオな男」というブログで健康や科学後券を発信されたり、講演活動をされたりしています。
本の概要
本書の流れを簡単にご紹介します。
正しい職業選択の5ステップとして、
②未来を広げる(視野を広げ、どんな仕事が幸せを感じやすいかを知る)
③悪を取り除く(仕事の満足度を破壊してしまう要素を知る)
④歪みに気づく(適職選びで発生してしまう脳のバグについて知る)
⑤やりがいを再構築する(仕事の満足度の定期的なチェックとやりがいの調整方法を知る)
という流れで、適職の概念と個人の価値観づくりを支援してくれるような内容となっています。
「科学的な転職」おすすめポイント①理論に基づいたキャリア選択が分かる
本書を読むことによって、間違ったキャリア選択の基準や、どんなポイントを重視すれば仕事で幸せを感じられるかなど、具体的な項目を知ることができます。
自分の価値観もとても重要ですが、価値観を補足してくれたり、新たな価値観を増やすことによって自分自身が成長したような気持ちになれました。
「科学的な転職」おすすめポイント②具体的な分析ツール
本書では様々な分析ツールが紹介されており、活用することによって自分だけの評価基準を作ることができます。
転職を考えている方も、そうでない方も一度本書で紹介されえているとおりに分析をしてみると、自分自身を知ることができるのでおすすめです。
また文中でも紹介されていますが、キャリア選択を検討していく上で、価値観は変わっていくため、定期的な見直しが必要とされています。
分析ツールの活用方法を1度マスターしてしまえば、今後の強い味方となってくれそうです。
「科学的な転職」おすすめポイント③常に視野を広くする重要性
本書でも「視野狭窄」に注意するよう再三書かれています。
適職を見つけるためには正しい判断をする必要がありますので、常に意識しておくことが重要だと気付かされます。
これはキャリア選択に限らず、普段の生活でもなにか選択をする際に重要な視点だと感じました。
人間の脳の性質ということなので、防ぐことは難しいらしいですが、視野狭窄が起こるということを意識するだけで、定期的な見直しが可能になり、判断の精度を高められるため、今後忘れないようにしたいポイントとなりました。
まとめ
この記事では私のおすすめの本「科学的な適職」を紹介しました。
キャリア選択に迷いの生じている人は、まずは本書を通して「自分の価値観の基準」を確立することから初めてみるのはいかがでしょうか?