現在営業職として働いている方で、
「もう営業が辛くて仕事をやめたい。。。」
「もう営業が辛くて仕事をやめたい。。。」
と考えている方、多いのではないでしょうか?
特に、このブログのメインテーマとしているHSP気質の方にとっては、一般の方よりも辞めたいと思う頻度が多いかもしれません。
でも、
「辞めたいからといって希望の職種があるわけではないし」
「転職したからといって状況が改善される保証はないし」
悩みはつきませんよね。
私もHSP気質ながら、これまでずっと営業職で働いてきました。
もちろん幾度となく営業職を辞めたいと思ったことがありますが、何とか今まで続けてこれています。
そんな私の経験も踏まえながら、HSP気質の営業職の方の頭が整理できたり、少し気が楽になったりと、ポジティブな気持ちになってもらえるような事をお伝えできればと思います。
「失敗しない転職」はプロのサポートが必須
おすすめ転職エージェントをご紹介します!
【登録はすべて無料】
①リクルートエージェント
リクルートエージェントのおすすめポイント
- 転職支援実績は累計41万1,000名以上(2017年3月期時点)
- 非公開求人の数は日本最大級
- キャリアアドバイザーの質やノウハウが豊富
リクルートエージェントについて詳しく知りたいという方はこちらもご覧ください。
②doda
dodaのおすすめポイント
- 「転職エージェント」以外に「転職サイト」として求人検索ができる
- 業界2位の豊富な案件数
- 充実の転職支援コンテンツ
dodaについて詳しく知りたいという方はこちらもご覧ください。
パソナキャリアについて詳しく知りたいという方はこちらもご覧ください。
そもそもHSP気質は営業職が向いていない?
まずは、HSP気質にとって営業職が向かない理由について考えていきましょう。
漠然と辛いと思うよりも、どの要素が1番辛いのかを知っておくと、気持ちが整理されるのでおすすめです。
人と積極的に関わる仕事である事
営業職は商品やサービスを販売する仕事なので、販売対象となるお客様はもちろん、一連の流れに関わる社内のメンバーなど、多くの人とコミュニケーションをとりながら仕事を進めます。
人とのコミュニケーションで辛く感じるのは、
- 多くの方とやり取りして疲れる
- 気の合わない方とのコミュニケーションでストレスが溜まる
などがあるかと思います。
特にHSP気質であれば、人とのコミュニケーションで人一倍疲れを感じてしまいます。
それに加え、営業職は常に自分がフロントとなって業務を進めなければならないので、気が抜けないというところもあるのではないでしょうか。
目標やノルマなどストレスがある事
企業の存続のためには、売上による利益を得ることが必要です。
その利益を確保するために、営業職にノルマや目標が課されるわけですが…。
この目標やノルマが大きなストレスとなります。
企業によっては、かなり厳しい管理をされる事もあり、月末になると大きな圧力がかかることは、営業職にとってあるあるですよね。
敏感に反応してしまうHSP気質にとってはとても辛いところと言えるでしょう。
マルチタスクになる事
営業職は、様々な事を同時に対応しなければならないことが多く、マルチタスク状態に陥りやすいです。
例えば
- 提案書作成の合間に社内の打ち合わせに参加
- 打ち合わせ中に顧客からの電話対応
- クレーム対応中に、他のお客様との商談
など、営業職であれば誰しも経験する事でしょう。
このマルチタスクがHSP気質の苦手とするところで、複数の業務を同時に抱えてしまうと、すぐに頭がパンク状態になってしまいます。
涼しい顔をして同じような業務をこなしている同僚を見ると、なんともうらやましい気持ちになりますよね。
自分のペースで仕事ができない事
営業職は常に突発的な仕事が舞い込んでくるリスクを負っています。
これが売り上げにつながるものであれば、少しはマシですが、クレームが発生してしまい、急遽対応しなくてはならないという事も。
終わったら残務の山で、今日も遅くまで残業。。。
よくある事ですよね。
このように自分のペースで仕事ができない事もHSP気質にとっては大きなストレスにつながってしまいます。
それでも営業職を続けなければならない理由もあるはずです。
HSP気質が営業職に向いていないという原因について見てきました。
しかし一方で、本当は営業職を辞めたいけれど、続けなければならないというジレンマを抱えてしまうこともあるのではないでしょうか?
例えば下記のような理由です。
比較的給料が高い
営業職は、比較的他の職種に比べて給料が高いという点があげられます。
例えばお子さんがいらっしゃる方は、子育てにかかる費用や今後の養育費を考えると、簡単には逃げ出せないですよね?
また、ある程度給料がもらえていることに安心感を覚える方もいらっしゃるかと思います。
人によって理由は様々かと思いますが、重要なポイントと言えるでしょう。
資格や特殊なスキルを持っていない
人によっては、他の職種に転職できるような資格やスキルがないという方もいるでしょう。
営業職が持ち合わせる、コミュニケーション能力や提案力などは、それはそれで立派なスキルと言えます。
しかし他の職種に転職したいと考えるときに、大きな武器になるかというと、なかなか難しいです。
結局、自分の経験やスキルが活かせる職種となると、営業職に限られてしまいますので、なかなか辛い状況から抜け出すのが難しくなってしまいます。
他にやりたい職種が無い
他にやりたい職種がないという方も多いのではないでしょうか?
転職をしようと思って、企業の求人情報を検索してみても、いまいちピンとこない。。。
よくあるパターンだと思います。
もちろん辛いからといって、営業職でなければどの職種でも良いという訳ではありませんので、結果なんとなく今の仕事を続けてしまうという選択になってしまうのだと思います。
営業職で活かせるHSP気質の強みを再確認
このようにHSP気質の自分に向いていないとわかっていても、辛いと思っていても営業職を続けている方、多いかと思います。
私も「おそらく事務系の職種が自分にはあっているのでは。。。」と思いながらも、家族を養うためにある程度の収入を必要としているため、営業職を続けています。
ここからは気分を変えて、少しだけ前向きに営業職を続ける方向を検討してみませんか?
会社に行きたくないほどの状況であれば話は別ですが、営業として仕事ができている方については、もっと自分のやっていることに自信を持てると気持ちが明るくなれるのではと思います。
ちなみに私の持論ですが、HSP気質は営業職にとってマイナスばかりではないという考えを持っています。
むしろこれからご紹介する点は、HSP気質を強みとして営業職に活かせる部分と考えている点になりますので、共通点があるか確認してみてください。
気の利いた対応ができる
HSP気質はその繊細な性格から、
「どんな事をすれば相手に喜んでもらえるか」
を常に考えて行動することができます。
それ故に、労力をかけたり、気疲れに繋がったりしてしまいますが、お客様にはとても好意的に受け取ってもらえるはずです。
営業職はお客様から信頼をしてもらうこと大切なので、気の効いた対応ができるという事は、大きなアドバンテージと言えるでしょう。
お客様のニーズを感じ取れる
HSP気質は、相手との話の流れの中で、お客さまが何を求めているかと言う事を敏感にキャッチできます。
営業職の方なら分かるかと思いますが、お客様の多くはなかなか本音を言いません。
例えば、金額に関わる事や不満などは最たるもので、気づかずに対応を間違えると、受注が取れなかったり、ある日突然契約を打ち切られたりと言った事もあります。
そのあたりHSP気質の方は、普通の人が気にならないところにも敏感に反応でき、ニーズを汲み取れた提案に活かすことができるのです。
クリエイティブな能力を活かせる
想像力が豊かなHSP気質は、その能力を営業職に活かすことが可能です。
例えば、商品ラインナップに無い企画の立案や、全体の工程策定などがあります。
そのようなクリエイティブな仕事については、あらゆる面に想像力を働かせなければならない為、HSP気質の特性が大いに役に立つでしょう。
危機管理能力
HSP気質は危機管理能力が高いことも特徴です。
この危機管理能力については営業職に大いに活かすことができます。
例えば、一番危機管理を行いたいことといえばクレームに対してではないでしょうか?
クレームを発生させないようにするためには、先々を予測することと、クレームになりそうな要素を先回りして対処することが大切です。
このあたりは鈍感な方だとなかなか気づきにくいのですが、HSP気質の方であれば、その持ち前のアンテナがよく反応します。
特にネガティブな要素に対しては敏感に反応しますので、ある意味特殊能力といってもよいのではないでしょうか?
営業職だって悪いことばかりじゃない
HSP気質でも、意外と営業職に向いている部分があることを紹介してきたところで、実際に私が「営業職も悪くないな」と思う点もお伝えしていきたいと思います。
もちろん辛いことが多い事も事実ですが、そんな中でも気持ちが軽くなったり、楽しいと思える瞬間を4つご紹介できればと思います。
①1人になれるタイミングもある
様々な職種の中でも、営業職は比較的外に出かけられる職種です。
私の場合は、上司や同僚とのやり取りや職場の雰囲気でストレスを感じるタイプで、オフィスにいることによって疲弊してしまいます。
そのため、営業で外出した際は「やっと開放された!」と気持ちが楽になります。
オフィスワークだと、一日中オフィスで仕事をしなければならない為、同僚と気が合わなかったり、職場環境が合わなかったりした場合は逃げ場がないですよね?
その点に関しては、1人の時間も作れる営業職のメリットと言えると思います。
②仕事の進め方をコントロールできる部分もある
営業職は、自分の工夫次第で仕事をコントロールする事も可能です。
私の工夫している事を例にすると、
- お客様との打ち合わせを夕方にして直帰する
- 受発注のフローを工夫して、自分の作業を減らす
- 曜日によって仕事にメリハリをつける
などがあります。
自分の思い通りに仕事が進められれば、その分ストレスを減らすことができますし、急なお客様対応が出来る余裕を作る事もできます。
そういった事に取り組める方であれば、むしろ働きやすい仕事とも言えるでしょう。
③気の合うお客様との仕事が楽しい
対人のコミュニケーションが苦手とは言え、気の合う方とのコミュニケーションなら楽しめるという事はありませんか?
私はそのタイプで、お客様の中にはもちろん苦手なタイプの方も多いですが、気の合う方とは仕事が楽しいと思えるくらい良い関係を築ける事もあります。
大体は自分に似たようなタイプで、相手に気を遣える控えめなタイプの方と意気投合することが多いですが、そういった人との出会いも営業の醍醐味なので、とても良い部分だなと感じます。
④感謝されるのが嬉しい
感受性の高いHSP気質は、お客様からの感謝に対して、充実感を得る事ができます。
稼ぐ事が目的の営業であれば、自分の成績が第一で、成果によって手に入れる給料の額によって満足感を得ることが出来るでしょう。
しかし私のようなHSP気質は、売上がたくさん上がったところで、「上司に詰められなくて済む」とか「少し生活に余裕ができるかな」など、精神的な安定の部分でプラスはあるものの、根本的な部分では、意外とお客様からの「ありがとう」という言葉が原動力だと感じています。
自分が提案した内容によって、お客様の課題を解決できるという醍醐味は、営業ならではだと思うので、その部分はこの職種の好きなところと言えるでしょう。
私が考えるHSP気質が長く続けられる営業職の条件
最後に私が考える、HSP気質が長く続けられる営業職の条件をお伝えしたいと思います。
今後今の仕事を続けていくこともそうですし、転職やキャリアを考える際には、自分に向いている仕事のスタイルを理解するということはとても大事だと考えます。
あくまで私の視点にはなりますが、共感いただける部分があると嬉しいです。
①新規開拓よりも既存顧客を中心とした営業
HSP気質は新規開拓よりも、既存顧客に対する営業の方が向いていると考えます。
理由は、営業の仕事の中で一番辛い業務が新規開拓だからです。
テレアポや飛び込みで門前払いを受けたり、いくら営業をかけても受注が取れなかったりと、HSP気質にとって新規開拓の営業は、精神的に続けていくのが難しいと言えるでしょう。
その点既存顧客に対する営業であれば、決まったお客様に対してなので、担当期間が長くなるにつれてお客様と打ち解けることもできますし、業務もコントロールしやすくなります。
売上も常にベースがある状態になりますので、落ち着いて業務をすることが出来るはずです。
もし営業職で転職を考える際は、
- 「新規」メインなのか「既存」メインなのか?
- 新規も既存も営業する場合は、どれくらいの割合になるのか?
など確認すると良いでしょう。
②販売する商品に自信が持てるか
HSP気質の方が営業職を行う場合に、どんな商品を販売するかという点は非常に重要です。
なぜなら、HSP気質はお客様のことを気にしすぎてしまうため、販売する商品についても人一倍気を遣います。
特に苦手なのは、お客様にとって必要のない商品や、自信を持って勧められない商品をおすすめする時です。
もしそういったものを販売してしまった場合は、なかなか割り切って考えることができずに、お客様に対して後ろめたい気持ちを感じてしまいます。
営業が辛いと感じている場合は、商品に原因があることもあるかと思いますので、その際は転職も含めて、自分が納得して仕事ができる環境について考える必要があると思います。
③企業文化
企業文化もとても大事なポイントです。
営業職の視点で見ると、
- 商品の販売方法
- お客様に対する考え方
- アフターフォローの仕方
など、自分の理想とする仕事の進め方ができるかという部分を重視する必要があるでしょう。
企業文化は長年培ってきたものなので、なかなか変えることができません。
万が一不満を抱えている場合は、思ったよりも大きなストレスになっていると考えるべきです。
まとめ
今回は営業職で辛い思いをしている方に対して、少しでも現状の整理や、前向きな気持になってもらないかと思い記事にしてみました。
確かに辛いことの方が多い職種ですが、転職で職種を変えることによって解決できるかというと、そんなに簡単な話ではないかと思います。
今後のより良い選択のために、一度時間を使って自信の仕事について振り返ってみてはいかがでしょうか?