HSP気質の方の適職を考えるこちらの企画、今回はコールセンター(アウトバウンド)を取り上げます。
後ほどご紹介しますが、コールセンターにも種類があります。
転職を検討する際は、仕事内容やHSP気質の自分に向いているかどうかを知っておくと失敗を防ぐことができるため、是非参考にしていただけたらと思います。
この記事で分かること
- コールセンター（アウトバウンド）の仕事内容
- HSP気質にとっておすすめできる点・おすすめできない点
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コールーセンター（アウトバウンド）はどんな仕事
まずはお仕事の内容からです。
先程ご紹介した種類についても解説してきますので、知らないという方は目を通していただけたらと思います。
コールセンターには2種類ある
コールセンターは大きく分けて下記2種類の領域に分かれています。
インバウンド
お客様からのお問い合わせに対応するような、「かかってくる電話を受ける」事がメインのコールセンターです。
テレフォンオペレーターやヘルプデスク、テクニカルサポートなどの仕事があります。
インバウンドのコールセンターについては別の記事で紹介していますので、興味のある方はそちらをご覧ください。
アウトバウンド
今回テーマとさせていただいているアウトバウンドのコールセンターについては、インバウンドとは反対で、「自ら電話をかけていく」タイプとなります。
イメージしやすいところだと、商品の売り込みで掛かってくる営業電話がそれに当たります。
アウトバウンドについても分類があるので、詳しく見ていきましょう。
アウトバウンドのコールセンター2つの分類
アウトバウンドのコールセンターは大きく分けると2つの分類があります。
どちらも自ら電話をかけていくという点では共通ですが、職種の名称によって業務内容が異なりますので、知っておくと良いでしょう。
テレフォンアポインター
テレフォンアポインターは、いわゆる「営業電話」を主に行う職種です。
自社製品を購入いただく為にご案内をしたり、興味を持ってもらった際には専門の営業担当につないだりといった業務を行います。
対象は自社のサービスをすでにご利用いただいている既存顧客だったり、全くご利用頂いたことがない新規顧客だったりと様々です。
また、電話を掛ける相手も個人や企業など、その企業のサービスによって対象が異なります。
テレマーケティング
テレマーケティングは、アンケートや調査がメインのお仕事です。
企業のマーケティングや顧客満足度向上のために設置されているケースが多く、商品の使い勝手を確認したり、企業が得たい情報について、お客様に直接電話をしてアンケートを行ったりします。
これらの調査をきっかけに、新たな商品の提案に結びつける事がミッションになっていることもあり、テレフォンアポインターの様な側面を持つ場合もあります。
その他お仕事のメリットや特徴
アウトバウンドのコールセンターの仕事内容がわかってきたところで、その他のメリットや特徴を見ていきましょう。
研修が充実している
コールセンターのお仕事全般に言えることですが、研修が充実しているところが多いです。
商品知識や実際のトークの内容、電話対応の仕方など、研修によって身につけることができますので、未経験の方でもチャレンジがしやすいでしょう。
インセンティブが付く仕事もある
アウトバウンドのコールセンターは営業的な側面もある為、アポイントの獲得数や、商品を購入いただいた実績によってインセンティブを設定している企業もあります。
高収入を目指す転職の際には、ひとつポイントとしておさえておくと良いでしょう。
インセンティブについては、募集条件に記載されている場合がほとんどなので、求人情報の検索時に確認をしてみてください。
必要なスキル
アウトバウンドのコールセンターのお仕事内容に続いて、必要なスキルを見ていきましょう。
①ビジネスマナー
アウトバウンドのコールセンターは電話で商品の案内をしたり、アンケートに協力してもらうお願いをしたりする為、電話をかけた相手に話を聞いてもらう必要があります。
話を聞いてもらうために、まずは相手に不快な印象を与えない事がとても大切なため、ビジネスマナーは必須のスキルです。
電話応対の方法や言葉遣いなど、基本的なものを身につけておくと、スムーズに業務がスタートでき、お客様にも好印象を持ってもらえるでしょう。
②コミュニケーション能力
コミュニケーション能力もコールセンターのお仕事には必要です。
こちらの目的を達成するために、お客様に合わせたアプローチや、ニーズを引き出す会話などができると成果が上げやすいでしょう。
日頃から人と話すことが好きな方や、話を聞くことが得意な方には適性があると思います。
③PCスキル
コールセンターは電話がメインのお仕事ですが、様々や報告事や社内連携などでPCを使用することがあります。
その為タイピングやワード・エクセルなどを扱えるスキルが必要です。
基本的な作業ができる程度で問題ないケースが多い印象ですが、不安な方は応募前や面接時に確認をすると良いと思います。
HSP気質におすすめできる点、おすすめできない点
最後にHSP気質におすすめできる点、お勧めできない点の考察をお伝えします。
アウトバウンドのコールセンターが自身に向いているかどうか確認してみてくだい。
HSP気質におすすめできる点
まずはお勧めできる点からです。
3つご紹介します。
①残業がない（少ない）
1つ目は残業がほとんどない点です。
コールセンター全般に言えますが、残業をしなくてもいい点はおすすめできます。
多くの企業では時間をきっちりと決めて業務を行なっていますので、よっぽどのことがない限りは遅くまで残る事はないと思って大丈夫です。
HSP気質にとっては長時間労働がとても苦手ですので、自分のプライベートな時間と両立できる仕事を探している方には働きやすい職種の一つと言えます。
②仕事がシンプルで混乱しない
基本的には電話をかけることがメインになりますので、仕事自体はとてもシンプルです。
あらかじめ電話口で話す内容も決まっているため、どちらかというと単純作業の部類と捉えることもできます。
HSP気質の方は、複雑な業務になるとあれこれ考えてしまい、頭が混乱してしまうことがあります。
そういった点では、様々な問い合わせに対応しなければならないインバウンドのコールセンターよりも、アウトバウンドのコールセンターの方がおすすめと言えるでしょう。
③お客様の反応をうまく感じ取れる
コールセンターのお仕事は、電話口でのコミュニケーションの為、お客様の反応を感じ取りながら話をしていく必要があります。
上手く感じ取れないと適切な案内ができなかったり、クレームに発展してしまったりするので、とても重要な能力です。
繊細で敏感なHSP気質の方は人の感情を汲み取る事が非常に得意。
電話でもお客様が何を思っているのかを人一倍感じ取ることができる為、能力を活かして活躍することができそうです。
HSP気質におすすめできない点
続いてHSP気質におすすめできない点をお伝えします。
こちらも3点あげさせていただきます。
①電話が苦手な方には向いていない
電話が苦手という方はアウトバウンドのコールセンターは避けたほうが良いでしょう。
特にHSP気質の方は電話が苦手という方が多いため注意が必要です。
アウトバウンドのコールセンターは特に電話をかける件数が多い職種となりますので、理解した上で仕事探しや応募をすることをおすすめします。
②お客様に断られても折れないメンタルが必要
アウトバウンドのコールセンターは商品のご案内など営業的な側面が大きく、獲得件数に対して断られることが圧倒的に多いです。
その為断られるのが当たり前と理解し、根気よく電話をかけ続ける必要があります。
中にはきつい言葉で断られることもあるため、ネガティブなことを気にしすぎてしまうHSP気質の方はダメージを受けることもあるでしょう。
経験を積むことにより慣れてくるも思いますが、あらかじめ知っておくと良いと思います。
③上司や同僚と気が合わないと苦痛に感じる
コールセンターはオフィスワークのため、同僚や上司と机を並べて同じ空間で仕事します。
その為、一緒に働く同僚や上司とうまく人間関係が築けないと、長く続けることが難しいでしょう。
転職を決める前に、職場の雰囲気や自分の配属先のメンバーがどんな方か知ることができると、失敗する可能性を低くすることができそうです。
遠慮せずに直接企業に聞いてみたり、転職エージェントを活用する際は担当のキャリアアドバイザー経由で確認する手もあります。
人間関係に疲れやすいHSP気質にとっては重要なポイントとなりますので、後悔しない様にしましょう。
まとめ
アウトバウンドのコールセンターについて詳しくみてきましたが参考になりましたか？
コールセンターの中では、営業的な側面が多い仕事のため、向いていなと思うHSP気質の方は多いかと思います。
しかし、シンプルな業務内容や頑張り次第でインセンティブがつく仕事があったりと、メリットもあります。
ぜひご自身と相談して転職を検討いただくことをおすすめします！
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